6月 18, 2018
カンザス州商務省のビジネス・教育イノベーション担当エグゼクティブ・ディレクターであるダイアン・デバッカー博士は、2018年6月25日~26日にワシントンD.C.で開催されるホワイトハウス科学技術政策局(OSTP)主催の初の州・連邦科学・技術・工学・数学(STEM)教育サミットに出席する。
「カンザス州の教育は、就学前からキャリアに至るまで、大きな変化を遂げようとしています。「ホワイトハウスSTEMサミットでは、カンザス州のチームが、この変化にSTEM教育をどのように取り入れるのが最善かを議論し、戦略を練ることができます。
OSTPによると、州・連邦STEM教育サミットには、州知事、K-20教育者、労働力・産業界代表、州政策専門家、非政府組織幹部など、多様なSTEMリーダーたちが集まる。これらの出席者は、2010年のAmerica COMPETES Actに準拠した、新しい連邦5ヵ年STEM教育戦略計画の策定に参加する。
「今回のイベントは、連邦政府のSTEM教育戦略を策定する際に、このレベルの州の意見を求めた初めてのケースです。「STEM教育に対するトップダウンのアプローチは、しばしば素晴らしいアイデアを生み出すが、勢いを生み出すのは州や地域レベルである。州の指導者たちは、自分たちのコミュニティでどのようなプログラムが効果的なのか、そしてこの分野で成功を収めるために連邦政府の力が必要なのはどこなのかを最もよく知っています。STEM教育は、未来の職業に就く学生を育てるために不可欠である。私たちは、連邦政府、州政府、地方政府、部族政府、地域社会、教育者、そして民間企業のパートナーが、わが国の長期的な成功のために団結できるよう、全力を尽くさなければならない。
このサミットの企画・実施には、OSTPの他に、全米科学財団、米国教育省、米国労働省、スミソニアン博物館が参加している。このサミットには、全米50州、および米国の準州と部族からSTEM指導者が出席し、州と連邦のSTEM連携に光を当て、前進させる。
1976年、連邦議会は、経済、国家安全保障、国土安全保障、保健、外交、環境、技術的な資源の回収と利用などに関する科学的、工学的、技術的側面からの助言を大統領および大統領府内の関係者に提供するため、OSTPを設立した。OSTPはまた、省庁間の科学技術政策の調整作業を主導し、予算における連邦研究開発の年次レビューと分析で行政管理予算局を支援し、連邦政府の主要政策、計画、プログラムに関して大統領のための科学技術分析と判断の情報源としての役割を果たす。
前カンザス州教育委員であるデバッカー博士は、サム・ブラウンバック知事によって2017年にその職に任命され、ジェフ・コリアー知事(医学博士)のリーダーシップの下、引き続きその職に就いている。ビジネス・教育イノベーション担当エグゼクティブ・ディレクターの職務の目的は、カンザス州の産業界の労働力ニーズと学生の教育方法とのギャップを埋めることにある。デバッカー博士はまた、30人以上の教育者、ビジネスリーダー、学生で構成される知事教育協議会の事務局長も務めている。
1982年にエンポリア州立大学でビジネス教育学の理学士号を取得して以来、教育現場で働いてきたデバッカー博士は、1987年にウォッシュバーン大学でカリキュラムと指導法の教育学修士号を、2002年にカンザス州立大学で教育管理およびリーダーシップの博士号を取得した。35年にわたる教育現場での経験の中で、非常勤講師、校長、副教育長、選出された地方教育委員会委員、アラブ首長国連邦アブダビ教育評議会の教育アドバイザー、さらにカンザス州教育委員を4年間務めるなど、教育界でさまざまな役割を果たしてきた。